てんかんは脳の病気です。しかし、いまだに理解されておらず、偏見を持っている方もいる為、この病気を隠して生活している方も多いのが現状です。そのてんかんについて、いま一度考え直し、さらに理解を深めてもらう為に当サイトを立ち上げました。

てんかん発作で具合が悪くなった人たち

てんかんは原因不明なものもある

てんかんは、脳の神経細胞であるニューロンに突然、激しい電気的な興奮が発生することで引き起こされる症状です。通常、この電子的刺激は、私たちが体を動かす際などに作用します。そのためてんかん症状を発症すると、本人の意思とは関係なく体が大きく動いたり、痙攣したり、また感情や表情に大きな変化があらわれるなどの状態が引き起こされます。また意識を消失したり、特殊な行動をとる場合もあります。では、どうしてこのような状態が引き起こされるのかと言うと、これは原因が明らかになっている場合と、明らかになっていない場合に分類することができます。まず原因が明らかになっている場合ですが、これは症候性てんかんと呼ばれます。脳に何らかの障害が起きたり、脳の一部が病気や怪我などで傷ついたことが原因です。たとえば出産時に低酸素状態に陥ったり、脳炎、髄膜炎、脳血管疾患などを患ったことが原因となり得ます。また高齢者の場合、認知症がきっかけとなることも少なくありません。そして原因不明な方に関しては、特発性てんかんと呼ばれています。この場合、どれだけ検査を受けても脳の異常も体の異常も見つからないため、結局、てんかんが引き起こされる原因が明らかにならないと言うケースです。医学が目まぐるしく進歩した現代においても、この特発性てんかんの原因の詳細は明らかになっていません。ただ最近では、生まれた時からてんかんになりやすい傾向を持っているのではないかと言う説が有力視されています。てんかんの多くは遺伝しないものだとされていましたが、この場合に限っては、そのなりやすい傾向と言うものが遺伝する可能性があるのではないかと言うことも指摘されています。

てんかんで働くことが出来ない人もいる

てんかんという診断を受けたら、てんかんの発作や症状をコントロールしながら、一生付き合っていかなくてはいけません。幼少期にてんかんになった場合、医師の診察を受けながら成長に合わせててんかん薬をコントロールしていかなくてはいけません。身長や体重が変化するので当然ですね。そして就職の際などの健康診断でもてんかんの既往があるということは報告しておかなくてはいけません。通常、昔てんかんと診断されてその発作を抑えるために内服中であっても、もう何年も発作を起こしていない、日常生活に問題がないという場合には、就職にも問題ない場合が多いです。ただし、職場によっては万が一勤務中に発作が起きるといけないので、就職できないということもあります。それは警察やパイロットなど、人命にかかわる仕事をする場合のことが多いです。また最近では少なくなってきましたが、てんかんという名前でちょっと差別感を持っているところも多少あるようです。きちんとコントロールすれば問題ないことが理解できていればいいのですが、そのような知識や理解がそのような会社にないということなのでしょう。その場合は、しかし自分のやる気と根性があれば好きな仕事だってやることが出来るのです。反対にてんかんが理由で働くことが出来ない人もいます。それはコントロールが不良であるという場合、また障害が残っている場合ですね。このように知的、身体的な障害があっても就職が可能なようにハローワークなどでも仕事を探してくれる場合もあります。しかし実際は面接を受けて採用までは遠い道のりです。また就職をしても再度体調が悪くなり、辞めてしまって働くことが出来ない人もいるのです。

てんかんで倒れてる人がいたらどうすればよいのか

てんかんは慢性の脳疾患です。大脳の神経細胞は通常は規則正しいリズムを保っていますが、突然電気的な乱れが生じることでリズムが崩れることで意識障害や痙攣などの症状が現れます。意識障害や痙攣は一時的ですぐに回復しますが、繰り返し発作を起こします。てんかんは一時的なもので1分から2分程度で収まる事がほとんどで繰り返して起こすことが特徴です。原因は様々ですが、症候性てんかんは低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷などによって脳に何らかのダメージがある場合に起こります。特発性てんかんは原因不明のてんかんです。乳幼児から高齢者まで幅広い層が発病します。主に18歳以下までの人が多いです。家庭を含め職場などてんかん患者の方がいる場合には周囲の人は焦らずに対応する必要があります。発作を起こした人がいた時には、慌てずに周囲に尖った物やストーブなど危ないものが無いかを確認します。危ないものがある場合は遠くに物を引き離しましょう。衣服などを緩めてあげる事、患者の下顎を軽く上にあげて呼吸をしやすくしてあげるためにも気道を確保してあげましょう。舌を噛んでしまう可能性を減らすことにも役立ちます。舌を噛まないようにタオルなどを口に入れてしまう人もいるかもしれませんが、逆に呼吸が出来なくなり危険です。食後などに発作が起こった場合には顔を横に向けてあげることが重要です。嘔吐した場合に気管に入る恐れに対処する方法です。後は落ち着いててんかんを起こした人の意識が回復するまで寝かせてあげましょう。1回の発作が長く続き止まらなかったり、痙攣などの発作がいつまでたっても治まらないようであれば病院へ連れて行かなければいけません。てんかんは決して死ぬ病気ではありませんが初めて遭遇した場合や慣れるまでは冷静さを無くして欠いてしまう事も少なくはありませんが冷静になって対処する事が大切です。